イソップ物語「89-熊とミツバチ」


朗読「89-熊とミツバチ.mp3」2 MB、長さ: 約 1分 46秒

(89)くまとミツバチ

 あること一頭いっとうくまが、のそのそと花園はなぞのなかはいりますと、そこにあった、ミツバチのにつきました。
 それで、くまはもう大喜おおよろこびで、
大好だいすきな蜂蜜はちみつを、ごちそうになってやりましょう。」
と、うので、おおきなで、そのをひっくりかえして、なかみつを、なめようとしました。
 すると、はらてたのはミツバチです。
わるくまやつ大切たいせつなすをひっくりかえすばかりか、みつまでなめようとは、失敬しっけいやつ、それ、仕返しかえししてやれ。」
と、ブンブンと沢山群たくさんむらがって、くま取囲とりかこんでしまいました。
 くまは、ミツバチにされまして、
なにをこしゃくな!」
と、はげしいいきおいで、みぎはらい、ひだりたたき、ってくるはちっていましたが、ミツバチは何千なんぜんとも数知かずしれない大勢おおぜいで、れかわりかわり、新手あらてがブンブンと、すさまじいうなごえてて、くまあたままわりにあつまってきまして、といわず、はなといわず、てましたから、さすがのくまも、どうすること出来できません。とうとう、たまらなくなって、しました。